Alteryx ワークフロー内で Excel ファイル (またはその他のファイル) を複数回に読む/書く方法
はじめに:
この記事では、コントロールコンテナを使用して、Alteryx ワークフロー内で同じ Excel ファイル (またはその他のファイル) を複数回に読み込む書き込む方法について説明します。
方法:
Alteryx 2023.1 バージョンより公開された新しいツールであるコントロールコンテナを使用することで同じワークフロー内のファイルに対して簡単に複数回に読み取って複数回に書き込むことができます。
まずは以下に示すようなワークフローを考えてみましょう。ステップ1で Excel ファイルを出力し、ステップ2で後続の処理ためにそのファイルを読み取って処理を行います。このワークフローを初めて実行すると、ステップ1で出力ファイルが正常に作成されますが、ステップ2の入力ツールはまだファイルを読み込むことができません。
同様に次回の実行では、ステップ2の入力ツールが先にファイルをアクセスし読み取られているため、ステップ 1の書き込みことが禁じられます。
このような状況では、コントロールコンテナツールが非常に役立ちます。これら 2 つのステップを個別のコントロールコンテナーに格納し、それらのコンテナーを接続することで、ワークフローをスムーズに何度でも実行することができます。したがって、このようなコントロールコンテナを追加し、以下のように接続することで、同じファイルに対する複数回の読み取り/書き込みを簡単に実現できます。
実行順序に関する考慮する事項だと、コントロールコンテナは、コントロール入力アンカーを介してすべてのレコードを受信した後にのみ、その内部のツールを実行するということです。 したがって、必要に応じてこれらのコンテナを順番的に接続することで、実行順序を調整することができます。
最後に:
コントロールコンテナツールを使用し、ワークフロー内の同じファイルを複数回に読み取って/書き込んだ場合に便利です。